各隊の紹介
ボーイスカウト活動では、年代別に5つの隊に分かれて活動します。
ビーバー隊 | 小学1年生4月~2年生8月 |
カブ隊 | 小学2年生9月~5年生8月 |
ボーイ隊 | 小学5年生9月~中学3年生8月 |
ベンチャー隊 | 中学3年生9月~高校3年生3月 |
ローバー隊 | 18歳~25歳 |
ビーバー隊
ビーバー隊には「やくそく」と「きまり」があります。
「やくそく」
・ぼく(わたし)は、みんなとなかよくします。
・ビーバー隊のきまりをまもります。
「きまり」
1. ビーバースカウトは げんきにあそびます。
2. ビーバースカウトは ものをたいせつにします。
3. ビーバースカウトは よいことをします。
モットー:なかよし スローガン:日日の善行
ビーバースカウトは小学校就学前から2年生までを対象としています、わたしたちの隊では、幼稚園年長から受け入れを開始し、小学2年生8月まで活動を月2回行います。 ビーバー隊活動では、ゲームやクラフト、自然観察等の遊びを楽しみながら集団行動の中で、やくそくや規律を学んでいきます。 隊集会では、ソング、工作、ゲーム、野外活動などのプログラムを行います。
進級制度として、ビーバースカウトは、小学校1年生8月までと小学校1年生9月以上で、スモールとビッグに分けられ、ビッグはスモールをいたわるようにします。 スカウトは、生活、健康、自然、社会、表現の5つの分野からなる「木の葉章」を習得し、10個の木の葉章につき、小枝章を貰います。また円滑に活動出来るよう負担のない範囲で家庭でのサポートをお願いしております。
カブ隊
カブスカウト隊は、小学2年生の9月から小学5年生の8月まで、3学年が一緒に活動しています。活動場所は、神戸市北区の鈴蘭台を中心に、身近で自然豊かな六甲山や、近くの川や海など、活動に合わせて、さまざまです。スカウトは「組(デン)」をベースに、組での活動や隊全体の活動に参加します。 カブ隊には「やくそく」と「さだめ」があります。集会の時にはみんなで唱え、その実行を心がけます。
「やくそく」1 「ぼく(私)は、まじめにしっかりやります。」
カブ隊ではとても楽しい活動を計画しています。ですが、楽しく活動するなかでも、しっかり「けじめ」をつけて活動することが必要になります。みんなで仲良くまじめに活動します。
「やくそく」2 「カブ隊のさだめを守ります。」
カブ隊の「さだめ」は5つあります。でも、決して難しいことではありません。普段の活動や家庭で実践できることばかりです。5つの「さだめ」を守ることで、より良いカブスカウトを目指せるのです。
「さだめ」1 「カブスカウトは、素直であります。」
小学生というと、元気盛りの時期です。指導者の言うことを素直にしっかり聞いて、安全に楽しく活動することが求められます。活動ではゲームなども行います。ズルすることなくルールを守り、ゲームを楽しみます。
「さだめ」2 「カブスカウトは、自分のことを自分でします。」
野外料理といった活動も実施されます。そんななかでは、準備は自分で、片付けも自分で、できるようになります。もちろん、家庭でも同じです。自分のことが自分でできるようなカブスカウトになります。
「さだめ」3 「カブスカウトは、互いに助け合います。」
カブ隊では、ハイキングやキャンプなどの野外活動を頑張ります。一人では歩き切れない道も、組や隊の仲間と立ち向かい助け合うことで、乗り越えることができます。組や隊の仲間とでしかできない活動を、みんなで取り組みます。
「さだめ」4 「カブスカウトは、幼いものをいたわります。」
カブ隊は、3学年で構成されます。団の活動では、年長のスカウトが年少のスカウトを助けるとともに、年少のスカウトはビーバースカウトを助ける、16団はそんな団です。
「さだめ」5 「カブスカウトは、進んでよいことをします。」
奉仕活動なども行います。募金活動や福祉活動などを通して、社会に貢献すること、困っている人を助けることの意義を見つけます。それ以外にも、自分が考える「よいこと」を進んで行うことで、自信につながります。
また、カブ隊にはチャレンジバッジというものがあります。スキー選手、音楽家、救急博士など、課目に個人で取り組み、取得できるものは、積極的に挑戦しています。
そして、カブ隊のモットーは「いつも元気」です。元気盛りの時期だからこそ、できる活動が沢山あります。神戸第16団カブ隊はみんな仲良く元気に活動しています。是非とも、ご見学・ご参加ください!
神戸第16団のカブ隊は、小学2年生の9月から小学5年生の8月まで、3学年が一緒に活動しています。活動場所は、神戸市北区の鈴蘭台近辺を中心に、身近で自然豊かな六甲山、川や海など、活動に合わせて、様々です。
カブ隊の「やくそく」と「さだめ」は集会で唱え、その実行を心がけます。家庭でも教育の目標として守っていくことが大切だと考えます。スカウトは制服を脱いで、家にあってもスカウトなのです。
カブスカウトは、家庭での関わりがスカウティングの成功のカギとなります。 スカウトは学校や家庭にあっても、心に見えないネッカチーフをして、「さだめ」を守っていくよう頑張ります。保護者はスカウトらしくない子供の振る舞いを正します。
集会はゲームやハイキング、野外料理、キャンプなどのプログラムを、みんなで楽しく行います。夢中になって遊んでいる中で、カブスカウトたちには自然とルールを守ることを覚えて欲しいと思っています。
たくさんのチャレンジバッジ科目もあります。スキー選手や、音楽家、救急博士など、個人で取り組み、取得するものは、積極的に集めています。チャレンジの項目を見て、考えること、取り組むことのきっかけにし、継続できるように見守ります。
カブスカウトのスカウトサインは、二本の指を立て、右手をまっすぐ伸ばします。二本の指は小さな動物の耳に例えられ、右手を上げたときには、おしゃべりを止め、耳をそばだて注意を払います。
遊ぶときは大いに元気に、しかし注意を払うときはしっかりとけじめをつけることを大事にします。ボーイ隊
スカウト活動は教育であり、その目的は、「より良き社会人」を育てることにあります。
ビーバースカウトからローバースカウトまで子供たちの成長段階に合わせた5つの部門のちょうど真ん中にボーイスカウトが位置し、社会人としての資質を向上させられるように「自発性」を高めていきます。
ボーイスカウトは、小学5年の9月から中学3年の8月の期間の子供たちが「班」と呼ばれる小グループをつくり、班で活動します。この班活動が最も重要で、班長を中心として、自分たちで考え、ものごとを決め、そこから一人ひとりが果たすべき責任を受け入れ、みんなと協力して、自分たちでさまざまな活動にチャレンジしながら、理解を深め、成長していきます。
教育の場の中心は野外となり、キャンプやハイキングなどを通して「リーダーシップ」「協調性」「社会性」などを育んだり、奉仕活動の中で「役に立つことのすばらしさ」を学んだりします。また、4年に一度のサイクルで県や全国、世界のスカウトたちと交流する場もあり、学校や普段の生活では経験できないコミュニケーション能力の向上や異文化交流の機会を得ることができます。
ハイキングでの辛さ、キャンプでの不便さや失敗、それを乗り越えるための試行錯誤の過程や助け合い、乗り越えた時に得られる達成感や連帯感、その全てが子供たちの成長の糧となります。
ボーイスカウトは、活動の時だけでなく普段の生活でも、以下を意識して行動することで、正しく生き、困っている人に手を差し伸べられる「一人前」な自分に近づいていきます。
スカウトのモットー 「そなえよつねに」
いつ何時に、いかなる場所で、いかなる事が起こった場合でも善処が出来るように、常々準備を怠りません。
スカウトのスローガン 「日々の善行」
3つの「ちかい」…自分自身に誓う信条です。
私は名誉にかけて次の3条の実行を誓います。
1、神(仏)と国とに誠を尽くしおきてを守ります。
1、いつも、他の人々をたすけます。
1、からだを強くし、心をすこやかに、徳をやしないます
8つの「おきて」…自分が行動する際のものさしです。
1、スカウトは誠実である。
2、スカウトは友情にあつい。
3、スカウトは礼儀正しい。
4、スカウトは親切である。
5、スカウトは快活である。
6、スカウトは質素である。
7、スカウトは勇敢である。
8、スカウトは感謝の心をもつ。
ボーイスカウトでは、いろいろな活動の中で規定の課目を身につけ、自分の技能を磨き進級していきます。ボーイスカウトの進級のレベルには次の4つ(初級・2級・1級・菊)があり、更にベンチャースカウトで上位2つの級(隼・富士)を目指します。
初級…ハイキングやキャンプで自分のことは自分でできるようになる。
2級…班の中心として、ハイキングの計画・実施・報告ができるとともに、初級スカウトの指導ができる。
1級…ボーイスカウトの活動の中心として、スカウトキャンプの計画・実施・報告ができ、スカウト技能全般を単独で実施できる。
菊…自分の隊・班で積極的に活動でき、他のスカウトの良き模範として、 班長や上級班長など、責任のある行動と指導ができる。
隼…スカウト技能を役立てることができ、ジュニアリーダーとして基本的な隊運営の知識を有し、健全なる体と精神を身につける。
富士…プロジェクトの計画・実施・報告ができ、奉仕の精神と社会の一員としての責任を持ち、社会貢献を果たせるリーダーとなる資質を身につける。
“スカウトとは「自ら率先して人生を切り開いていく人々」のこと!”
BS隊長になりたての頃、この言葉を知って、かっこいいな、こんなスカウトになって欲しいなと思い、活動をする上でのテーマに掲げたことがありました。今でもリーダーを続けて行くうえでの指針として大事にしています。
スカウト活動は教育であり、その目指すところは、「より良き社会人を育てる」ことです。
野外活動という教材を使い、楽しみながら子供たちにいろいろな経験をさせ、考えさせることで、成長を促します。「より良き社会人」のイメージは目指す理想形であり、この理想形にどれだけ近づけられるか、数年の短いスパンではなく、10年先20年先の子供たちの成長を意識して携わる教育がスカウト活動と理解しています。
世の中を見れば、スマートフォンの普及、自動運転の実用化、人工知能の発展など利便性やEasyさを追求し、目まぐるしく変化する周りに、ともすれば大人でも熟慮不足で流されたり、人(心)が見えなくなったり、思考停止したりてしまう時代。スカウト活動の中で培う「考える力」、「理解する力」は、子供たちの成長に、重要な意味を持つと考えています。
教育論的な話をすると少々堅苦しくなりますが、
普段の活動では、スカウトたちのやりたいことに耳を傾け、スカウトたちが班を中心に、その実現に向かって楽しく活動できることを目指しています。
活動の中で、スカウトたちがリーダーの予想を超えるパフォーマンスを見せてくれる、キラキラした瞬間があります。この瞬間をできるだけたくさん引き出せるように、そしてスカウト自身が自らの人生を切り開く力を身につけてくれるよう、スカウトたちの活動の支援を頑張っています。ベンチャー隊
ベンチャー隊の活動期間は、中学3年生の9月から高校卒業までの期間です。
ボーイ隊の紹介でもされていますが、ベンチャー隊はボーイ隊までの訓練に基づいて隼・富士の取得を目指して活動することになります。 その活動は、自ら考えて行動することを基本としています。これは、自分あるいは自分達の成長に役立つ作業や課題を自ら決めた活動(プロジェクト)を計画し、実施、展開し、評価・反省することです。
ベンチャープロジェクトには、より良き社会人・社会に役立つ人間づくりのために、
1.社会・地球環境
2.国際社会
3.高度な野外活動
4.体力づくり・スポーツ
5.文化活動
6.専門・得意分野の探求
7.奉仕活動
8.ジュニアリーダー
の8つの分野が設定されています。
ベンチャー隊は、自分のしたいことができる隊です。探検旅行を計画し、プロジェクトを実施して、ボーイスカウトの最高峰である富士章を目指してみませんか。
みんなで楽しい活動をしよう!!
ローバー隊は大学生年代のスカウトを対象に、指導者になるための訓練や、高度な野外活動を通して自己の研鑽を行います。また、他団や他地区、他県のローバースカウトと共に広範囲かつスケールの大きな活動を実施することもあります。